こんにちは、ちいです。
今回は今話題の映画の前回作品のレビューをしたいと思います。
それがこちら。
キングスマン
©Twentieth CenturyFox Film Corporation
監督:マシュー・ボーン
キャスト:タロン・エガートン、コリン・ファース、マーク・ストロング、サミュエル・L・ジャクソン、マイケル・ケイン、マーク・ハミル、
公開:2015年
今まさに続編の『キングスマン ゴールデン・サークル』が2018年1月5日から全国公開しているところですね。私は1作目を観ていなかったので、2を観に行く前に観なきゃと思い今回レビューさせていただきます。
高級テイラーのキレッキレのアクションに興奮!
この映画の一番の見どころと言ったら絶対にアクションシーンと断言できます。
『英国王のスピーチ』で主演男優賞を受賞した演技派コリン・ファースが、高級スーツに身をまとい、悪党相手にキレのあるアクロバティックな動きを見せてくれます。それも、まったく無駄のない動きで、キレッキレなんです。あのスーツストレッチ素材なの?ってくらい、動く動く!その機敏な動き、そして現実世界では絶対にやらないであろう動きに『マトリックス』のキアヌ・リーブスを思い出してしまいました。しかも一本撮りでどってるところがまたこの迫力満点で、四方八方、360度、どこからでも襲い掛かってくる相手に、俊敏な動きでかわして、殴って、時にはグサッて…とその動きをカメラもぐるぐる回りながら取っているので、本当に息つく間がないリアルアクションなんですね。
しかもそのシーン全体的にちょっと早送りっぽくなってるスピード描写になっていて、これまで見た事のあるアクションシーンと一味ちがうんです。
コリン・ファースよくこのアクションの動き覚えたな・・・って思うほど。
迫力満点。さいこーだし、観た後すっきりします!必見のアクションですよ!
英国紳士×スパイがかっこいい!!
この映画が全世界にファンが多い理由の一つとして【英国紳士×スパイ】という相いれない構図がなんともかっこよく見えるからではないでしょうか。【英国紳士×スパイ】といえば007のジェームズ・ボンドを思い浮かべる方が多いかと思いますが、本作はジェームズ・ボンドよりもより紳士らしさが強調されているところがはっきりとわかります。
予告編でも出てくる主人公のエグジーが足を止める高級なお店。
もう見るからに高級って感じですよね。
映画の中でこのキングスマンという高級テイラーはロンドンのスーツ街セヴィル・ロウ(背広の語源だとか)にあるという設定なのですが、そのモデルとなったお店があるんです。
それがハンツマンというお店だそうで、実際にキングスマンの撮影もそこで行われたとか。映画を観た時この高級テイラーの輝きとオーラがものすごかったんです。これ実際近くを通っても勇気なくて中は入れないお店ですよ。
ものすごくかっこよくって、このお店が出てくるだけで映画の紳士度がぐんぐん上がっていきます。ちょーーーかっこいい。
もちろんそれを着こなすコリン・ファースも、THE英国紳士って感じでよかったですね。逆にいうとものすごくそのお店に場違いだなって思ったのは敵役サミュエル・L・ジャクソン。。でもだからこそのキャスティングですよね、ばっちりです。
また劇中出てくる戦闘グッズは色んなスパイ映画のオマージュらしくて、英国紳士ならではんぼグッズがいっぱいです。詳しくいうとネタバレになっちゃうので、アイテムだけ言うと、ボールペンとか、傘とか、革靴とか。特に私のお気に入りは傘です。
監督マシュー・ボーン×ガイ・リッチー監督
本作『キングスマン』の監督を務めたのはこの方マシュー・ボーン監督。
(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation
イケメンなんですよね。
このマシュー・ボーン監督はもともとあの有名なガイ・リッチー監督の専属プロデューサーでした。ガイ・リッチー監督の『ロック、ストック&トゥースモーキング・バレルズ』という1998年の映画や、ブラッド・ピット主演00年公開『スナッチ』でプロデューサーを務めています。ガイ・リッチー監督はこれらの映画の功績で名を広めていくのです。
が、しかし。
ガイ・リッチー監督、このあたりで歌手のマドンナ様と結婚されてます。
どうやらめっちゃラブラブだったようで、02年にマドンナ主演の『スウェプト・アウェイ』を制作するのですがこれがめっちゃ不評。ゴールデンラズベリー賞というアカデミー賞受賞式の前夜に「最低」な映画に送られる賞で夫婦そろって表彰を受けてしまうという事態。。
なんか残念な黒歴史ですね。ガイ・リッチー監督にとっては。
でそのころガイ・リッチーが『レイヤー・ケーキ』という映画を監督する予定だったものの、「俺、やっぱやらない!」と降板。そこで責任を取って監督を務めたのがマシュー・ボーンでした。これがマシュー・ボーンの監督デビュー作品になります。この映画の評価が良く出世していくのです。2010年には『キック・アス』で監督・脚本・制作を務めています。その後『X:MEN』などを手掛けた後、2015年に本作『キングスマン』を制作しました。
本作『キングスマン』はとてもマシュ・ボーン監督のテイストがとても感じられる作品で、ちょっと目をむけられないようなバイオレンスなアクションシーンでも、ちょっとコミカルというか軽妙なタッチで描かれている独特な雰囲気を持った映画なんです。これは『キックアス』にも共通している部分ですね、なので『キックアス』が好きだった方は『キングスマン』も楽しめると思います。
そして最後にこれだけ言わせてほしい。
マーク・ハミル!!!!!!
私はスター・ウォーズ4,5,6は小学生のころから見ていたので、ルーク・スカイウォーカーは神様だと思っているのです。そう、ヨーダを同じレベルになんです。
別に今回の『キングスマン』での役どころに文句は全くないのですが、『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』でのルークの描かれ方に私は納得できておらず、消火不能状態だったので、マーク・ハミルが本作で映った時、ちょっとまた複雑な気持ちがこみあげてしまいました。。
この話はながくなりそうなので、ここでやめておきます。。
ちょっと出遅れましたが今週末は『キングスマン ゴールデンサークル』をぜひ観に行きたいなと思っております。
やっぱりアクションシーンが上手な監督の作品は
大きなスクリーンで観たいものですよね。
ということで『キングスマン ゴールデンサークル』の感想はまた観たら書きたいと思います。
それでは。
ちい